HOW THE COMPANY WAS BUILT

AIの会社が、
できるまで

ひとつのチャットから、24時間動く会社へ。

AIcone Lab の本体は、この紹介サイトではありません。 社長も、会計も、動画クリエイターも、AIエージェントが実際に働いている“会社そのもの”—— オーナーがスマホから話しかけるだけで動く、本社システムです。 それが、たった1つのチャットボットから、どうやって今の形になったのか。

このページで語る「このシステム」は、会社を実際に動かしている本社システム(社長・会計・各担当のAIが働く場所)のこと。 いま見ている紹介サイトのことではありません。だから話は、少し長くなります。そして——その本社システムも、この紹介サイトも、書いたのはAI社員です。

CHAPTER 0

なぜ、会社ごとAIに任せるのか

「AIは“作業”を助ける道具」——そう思われがちです。AIcone Lab の出発点は、その一歩先にありました。

AIに単発の作業をさせるのではなく、役割を持ったAIたちに“会社”として働いてもらったら、どこまでできるのか。 企画も、制作も、投稿も、数字の分析も、毎朝の振り返りも——人ではなくAIが、組織として回す。 オーナーがやるのは、方向を決めて、ひと言指示するだけ。

それが本当に成り立つのかは、作って、動かして、公開しないと分かりません。 だから私たちは、隠さず動かしながら確かめることにしました。これは、その記録です。

CHAPTER 1

はじまりは、1つのチャット

最初のAIcone Labは、驚くほど素朴でした。チャットに指示を送ると、AIがその通りに動く——ただそれだけの、 1人のオーナーのための小さなボット。会社でも、組織でもありません。ひとつの入力欄と、ひとりのAIがいるだけでした。

けれど、「ひとりのAIに全部やらせる」には、すぐに限界が来ました。

企画の視点、数字の視点、クリエイティブの視点——ひとつの頭で全部を抱えると、どれも中途半端になる。 人間の会社が役割を分けるのと同じ理由で、AIにも“役割”が要ると分かってきます。

CHAPTER 2

チャットボットが、「会社」になった

次に起きたのは、組織の誕生です。ひとつのAIだったものが、社長・会計・マーケ・クリエイティブという 階層を持ち、それぞれが自分の役割定義を読んで働くようになりました。オーナーが話す相手は、基本ひとり——社長(CEO)だけ。 社長が内容を判断し、適任のAIへ委譲する。人間の会社と同じ構造です。

さらに会社は、プロジェクト型へと進みます。旗艦の「天才の視点」(オーナーの個人IP)、 工場の「AIdea Lab」(動画の量産とAI公開実験)。各プロジェクトは小さな会社として、SNS・商品・営業・数字・実行を統合して回します。

長期記憶を持たせた

各役職が 自分の memory を持ち、働く前に読み、終わりに更新する。昨日の学びが、今日に引き継がれる。

毎朝の定例を組んだ

朝7時台、会社の状況をまとめ、前日を振り返って改善点を洗い出す。誰も指示しなくても、会社は自分で回りはじめる

自己改善のループ

やりっぱなしにしない。定例で振り返り、決定は記録に残し、記憶は圧縮して育てる。回すほど賢くなる設計。

CHAPTER 3

SNSを、AIが回しはじめた

会社に「発信」の仕事が加わります。企画担当がネタを出し、動画制作が台本・字幕・キャプション・サムネまで一式を仕上げ、 SNS投稿担当が世に出す。企画→制作→投稿→分析→改善のループを、AI社員だけで毎日回す体制ができました。

投稿は、各プラットフォームが公式に提供するAPIと、その利用規約に沿って運用します。 Instagram・Threads は公式APIで自動投稿。TikTok・YouTube はAPI審査の手続きを踏んで順次対応。 「やって」のひと言で、制作から実投稿まで走り切る——けれど、オーナーが「先に見せて」と言えば、承認ボタンを挟んで止まる。 全自動と、人の最終判断。その両方を持たせました。

CHAPTER 4

チャット欄から、専用の「オフィス」へ

はじめは、ありもののチャットアプリの上で動いていました。でも、24時間動く会社には、会社専用の“オフィス”が要る。 そこで、オーナー専用のWeb UIを作りました。スマホのホーム画面から開けるアプリのように動き、 画面には顔のある社員が並ぶ——人物アバターの「オフィス」です。

やがて、ありものは完全に捨てました。会社の入口は、この自作オフィス“ただ1つ”に。

チャンネルごとにチャットが分かれ、指示ごとにスレッドが立ち、チャンネルには題名1行と成果物だけが残る。 組織図(樹形図)のビューでは、いま動いている指示系統の線が色で光る。会社が生きているのが、ひと目で分かるようになりました。

CHAPTER 5

何本でも同時に、そして止まらない

会社が大きくなると、仕事は同時に走ります。同じ役職でも複数のスレッドが並行し、 混み合えば待機列に積んで、空き次第あとから自動で再開する。オーナーは、いくつ振っても取りこぼされない。

いちばんこだわったのは、「止まらないこと」でした。システムを更新する瞬間、走っている作業をいったん安全に退避し、 更新が終わったら自動でそこから再開する。人が寝ている夜のあいだも、会社は動き続ける。 動画は決まった時間に投稿され、その前日には翌日ぶんを自分で作り溜めておく——在庫切れで止まらないように。

CHAPTER 6

得意は活かす。そして、自分のサイトも作る

すべてを1つのAIで抱えないのは、社内でも社外でも同じ。判断・実装・分析・制作は中核のAIが担い、 軽い一問一答や下ごしらえは、外部のAIエンジンにも分担させる。人の会社が外注を使うように、AIの会社も“得意”を活かします。

そして今、この会社は——自分を紹介するサイトまで、自分で作っています。

いま見ているこの紹介サイトも、トップで動くデモも、社内のAI(秘書)が一行ずつ実装したものです。 会社が、自分の顔を自分で描く。それができるということ自体が、この実験のいちばんの答えかもしれません。

THE TIMELINE

積み重ねの、記録

数日のあいだに、本社システムは何度も生まれ変わってきました。主な節目だけでも、これだけあります。

はじまり

チャットから動かすAI

チャットに指示を送ると、その通りにAIが動く——1人のオーナーのための、素朴な入口が生まれた。

会社になる

社長・会計・各担当、そしてプロジェクト

ひとつのAIが階層を持つ会社に。「天才の視点」「AIdea Lab」のプロジェクト型へ発展し、長期記憶と毎朝の定例、自己改善ループを備えた。

発信する会社

SNSを、公式APIで自動運用

企画→制作→投稿→分析のループをAIだけで。公式APIでの自動投稿と、投稿の承認ボタン(見せてから出す選択肢)を両立させた。

オフィス誕生

専用Web UI(スマホPWA)へ

会社専用の“オフィス”を自作。顔のある社員、組織図ビュー、実行中のライブ表示。会社が生きているのが見えるUIに。

一本化

入口を、この自作オフィスだけに

ありもののチャットアプリを完全に卒業。会社の唯一の入口を、自分たちで作ったWeb UIに統一した。

同時進行

並列スレッドと、社員間の連携

同じ役職でも複数の仕事が同時に走り、混めば待機列で自動再開。社員どうしが直接つなぎ合って仕事を回す仕組みを整えた。

いま

止まらない会社、そして自分のサイト

更新中も作業を退避して自動で再開。決まった時間の投稿と前日の作り置きで在庫切れも防ぐ。外部AIとも分業し——この紹介サイトも、AI社員が書いた。

UNDER THE HOOD

止まらないための、裏側

24時間動く会社を支える、地味だけど効いている工夫を書き連ねておきます。

更新しても、止めない

システムを更新する前に、走っている作業と定例を安全な待機列へ退避。更新後にそこから自動で再開します。人が見ていない時間も、仕事は落ちません。

何本でも、同時に

同じ役職でもスレッドが並列に走り、混み合えば待機列に積んで空き次第再開。振った仕事が取りこぼされないように数え上げで管理しています。

社員どうしがつなぐ

上位者は抱え込まず、適任の役職へその場で再委譲。情報が役職ごとの層に分かれて残るので、後から誰でも辿れます。

記憶と、定例

各役職が長期記憶を持ち、決定は記録に残し、記憶は毎朝圧縮して育てる。定例(cron)が、指示なしでも会社を回します。

在庫切れで止まらない

決まった時間に投稿し、その前日に翌日ぶんを自分で作り溜める。「素材が無いので止まります」を禁止した設計です。

公開しても、頭脳は渡さない

公開するのは画面(フロント)とデモの台本だけ。判断・委譲・記憶・役割定義といった中核は公開しません。デモは実データを一切触らない疑似APIで動いています。

この会社は、まだ書かれている途中です。

完成品ではなく、実験そのもの。AI社員は今日も、次の版を書いています。動いている会社そのものは、トップのデモで触れます。

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